ワイヤレスジャパン2018 - フォト・ルポルタージュ
ワイヤレスジャパン2018
2018年5月24日〜5月26日,東京ビッグサイトにて開催
ワイヤレスジャパン2018
取材:「RFワールド」編集子

KCCS京セラ・コミュニケーション・システム:IoT向けLPWAサービス“SigFox”
 SigFoxは920MHz帯で帯域200kHzを使うIoT向けLPWAN(低電力広域無線アクセス網,Low Power Wide Area Network)の一種です.ユーザは子機を設置して,1デバイスあたり年額100円程度の超低コストの回線料金を負担するだけで,データを収集できる独自のシステムです.子機からの電波を受信する基地局は,京セラ・コミュニケーションシステムが設置し運用します.
 今回は各社からSigFox対応のユニークなIoT機器が各種出展されて賑わっていました.左はゼロスペック(株)の灯油残量検知センサのついた灯油タンク・キャップです.寒冷地の家庭暖房用灯油タンクの残量を通知します.これによって灯油補充のタイミングやルートの最適化を図ります.右はスポーツ自転車向けの盗難防止サービス用タグです.
 ゼロスペック(株)の灯油タンク・キャップの裏側です.中央にある小さな黒いICが光学式の液面センサだそうです.
 IoT Marta社(マルタ島)による路面埋め込み用パーキング・センサです.
 KCCSモバイルエンジアリング(株)の「SigFoxマルチアダプタ」です.温度センサー,加速度センサー,1個のプッシュ・ボタン,そしてUSBによるシリアル・インターフェースを内蔵しています.
 「SigFoxマルチアダプタ」を応用したチョコレートの簡易自動販売機です.ボディーは厚紙製であり,欲しい商品のダイヤルノブを回すとチョコが出てきます.そしてチョコレートが売り切れたときに,該当商品のボタンを押すと注文できる仕組みだそうです.
 左は西松建設(株)による傾斜監視システム“OKIPPA 104”です.右はCACH(株)による歪み検知システムです.

目次へ戻る