ワイヤレスジャパン2014 - フォト・ルポルタージュ
ワイヤレスジャパン2013
2014年5月28日〜5月30日,東京ビッグサイトにて開催
ワイヤレスジャパン2014
取材:「RFワールド」編集子

SDアソシエーション:WirelessLAN SD規格とFlashAir
 SDアソシエーションのブースではWirelessLAN SD規格とFleshAirカードなどを展示していました.
 WirelessLAN SD規格はストレージに無線LAN機能を加えたコンボカードの一種で,SDIO規格の一つです.カメラからワイヤレスで写真やビデオなどを転送したり,アクセス・ポイントがなくてもP2P(Pier to Pier)でファイルを転送したり,ホームネットワーク上でテレビなど他の機器のコントロール・ポイントとして使うことが可能です.
 FlashAirは東芝の商標で,WirelessLAN SD規格のSDHCメモリ・カードです.東芝の関連サイトはこちらです.
 同様の製品として米国Eye-Fi社のEye-Fiカードがあります.Eye-Fiカードはあらかじめ設定した1台のパソコンなどへ撮影した画像を全部転送するいわばPushスタイルです.一方,FlashAirは基本的には自らがサーバーになって最大5クライアントと接続し,クライアント側の操作に応じて必要なファイルを選択して転送するいわばPullスタイルです.
 FlashAirはSDホスト機器の位置づけですが,自らがクライアントになったり,P2Pで通信することもできます.すなわち,下記が可能である点が特徴です.
  • 無線LANクライアント機器を接続してアップロード/ダウンロード
  • サーバーやルーターと接続してアップロード/ダウンロード
  • FlashAirどうしのP2P通信