RFワールドNo.34 - 八俣送信所ミニ・アルバム
八俣タイトル
[一般解説] KDDI八俣送信所の思い出と見学記
八俣送信所ミニ・アルバム
撮影:及川 将,撮影協力:KDDI八俣送信所

現在の給電系と空中線設備など
地下の洞道から同軸ケーブルが外に出ていくようす
 地下の洞道から同軸ケーブルが外に出ていくようすです.同軸ケーブルの先は垂直に立ち上がって,バルン・トランスに接続されています.
50Ω不平衡を300Ω平衡に変換するバルン・トランス
 50Ωの不平衡インピーダンスを300Ωの平衡インピーダンスに変換するバルン・トランスです.約25mの長さがあります.可動部分は一切なく5.9〜21.9MHzの広帯域で不平衡と平衡およびインピーダンスを変換してくれます
バルン・トランスの出口
 バルン・トランスの出口です.ここから300Ωフィーダに接続されます.インピーダンス補正用のVC(真空コンデンサ)が直列に入っています.
4線式300Ω平衡フィーダ
 4線式300Ω平衡フィーダです.上側にあるのは絶縁ロープで,鳥がとまらないようにする工夫です.
カーテン・アンテナの入力部
 ここで300Ωから75Ωに変換されます.これもまったく可動部分がないインピーダンス変換器になっています.
カーテン・アンテナの横に4式並んだアンテナ素子の右半分と左半分
 これはカーテン・アンテナの横に4式並んだアンテナ素子の右半分と左半分です.アンテナ素子のインピーダンスは600Ωです.上下の素子がつながって300Ωとなり,300Ω4線式フィーダで下に降りていきます.

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