ワイヤレスジャパン2014 - フォト・ルポルタージュ
ワイヤレスジャパン2013
2014年5月28日〜5月30日,東京ビッグサイトにて開催
ワイヤレスジャパン2014
取材:「RFワールド」編集子

DECTフォーラム・ジャパン:日本向けのDECTモジュールやコードレス・テレホンなど
 DECTフォーラム・ジャパンのブースでは昨年に引き続き,日本向けDECT組み込みモジュールや各社の日本向けDECTコードレス・テレホンなどを展示していました.
 左はダイヤログ・セミコンダクタ社のDECTシステム・モジュールです.日本の技適(技術基準適合証明)を,モジュール単体で裏側に半田パターンが存在する状態(写真では正方形の基板モジュール)では取得できなかったため,モジュールを写真左側にあるような長方形基板に実装して親基板へプラグインする形状にまとめたそうです.
 左はダイアログ・セミコンダクター社のDECTシステム・モジュールをワイヤレス・インターカムへ応用した例です.DECTはもともとコードレス・テレホンなので,音声を伝送するアプリケーションが充実しているようです.
 左はDECT方式を採用した日本向けの製品です.コードレス・テレホンを中心に,テレビ・ドアホンや窓センサなどのセキュリティー・センサと統合した製品があります.
 左はDECT方式の概要説明パネルです.2010年秋に日本で解禁されたDECT方式は1.9GHz帯のコードレス・テレホンであるPHSと同じ周波数帯に割り当てられています.PHSが送信4スロット+受信4スロットのTDD/TDMAであるのに対し,DECTは基本的には送信12スロット+受信12スロットのTDD/TDMAを構成しています.
 DECTはRF周波数チャネルが5chしか割り当てられていませんが,PHSより細かく時分割することで多元アクセス・チャネル数の増大を図っています.