RFワールドNo.34 - 八俣送信所ミニ・アルバム
八俣タイトル
[一般解説] KDDI八俣送信所の思い出と見学記
八俣送信所ミニ・アルバム
撮影:及川 将,撮影協力:KDDI八俣送信所

資料室の歴史的な展示
昔の100kW送信機の台車
 資料室に残されている昔の100kWの台車です.この上に同調/ 整合回路が乗っており,送信周波数を変えるときは,この台車を入れ替えるのです.
100kW送信機PA部のレッヘル線と台車
 私が1964年に据え付け工事に参加した100kW送信機のPA部真空管とレッヘル線部分です.レッヘル線は切られていますが,実際にはこの右側に更に5mもあったのです.
台車に乗っているVVC
 長いウォーム・ギヤによりサーボ装置を使って駆動します.
水冷式真空管の下に設置されていた塩ビ製の蛇腹管
 水冷式真空管の下に設置されていた塩ビ製の蛇腹管です.蛇腹なのは水に抵抗値を持たせるためです.内側と外側が逆方向に巻かれた無誘導巻きになっています.
中間増幅用の水冷式真空管
 水冷式真空管です.銅の部分が陽極で,この部分を外から水を流して冷却するのです.
EXに使用する空冷式真空管
 EX に使用する空冷式真空管です.陽極の部分がフィンになっており,この部分に強烈な風を流して冷却するのです.
300kW用HF-203D型同軸ケーブル
 現在使われている300kW用ケーブルです.外導体の直径が203mmあり「HF-203D 型同軸ケーブル」と呼ばれます.
300Ωの4線式平衡フィーダ
300Ωの4線式平衡フィーダです.同軸ケーブルが非常に高価なため,局舎から150mの地点で広帯域バルーン・トランスにより300Ωに変換してアンテナまで接続します.

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