ワイヤレスジャパン2010 - フォト・ルポルタージュ
ワイヤレスジャパン2010
2010年7月14日〜16日,東京ビッグサイトにて開催
ワイヤレスジャパン2010
取材:「RFワールド」編集子
(株)ウィルコム:M2Mでユビキタス化するPHS
 ウィルコム社のブースではM2M(Machine to Machine)通信をテーマにPHSの応用事例が各種展示されていました.
 従来から自動販売機のPOS(Point Of Sales)集計にPHS端末が組み込まれていましたが,最近では銀行ATMにも組み込まれているようです.左は自動販売機に組み込まれたPHSモジュールの例です.
 PHS基地局の高密度配置を利用した位置情報サービスを使用して,レンタル自転車サービスで貸し出した自転車の位置特定などにも利用されているようです.
 PHSモジュールはサドルの下にあります.こうやって具体的に実際に使われている例を示してもらうと,説得力がありますね.
 このほかPHS電波が届くところなら何でも追跡できる「なんつい」[ユーピーアール(株)]も紹介されていました.GPS電波は建物内や地下街では受信困難ですがPHS波なら受信できるのがミソです.端末機は低消費電力のため,アルカリ単1電池2本で1か月から1年間動作するそうです.検索方法も随時検索/定期報告が選べます.車両や貴重品の盗難にそなえることで安心が得られます.
目次へ戻る